前回「NOWHERE 1993」という勝手に妄想店内BGMプレイリストを作っていて、93年当時の思い出に浸っていたところ、そういえばあれもあったなと思い出したのが、藤井フミヤさん初監督ドラマ「SKATEBOARD」。
本木雅弘と藤井フミヤとRIKACOが司会を務めるTBSのテレビ番組内で、最終回に藤井フミヤが監督初挑戦!という感じだったと思います。
主演はムラジュンこと村上淳さん。
音楽を藤原ヒロシさんが担当されていて、登場人物もJONIOさんやNIGO®さん、ヒカルさんなどなど、後の裏原宿人脈が総動員。
登場人物のファッションや、新宿ミロスガレージで藤原ヒロシさんが毎週土曜日開催していたファミリーの様子が垣間見れたりと、田舎の中学生には鼻血が出るほどの情報量で、血眼になって隅からすみまで舐め回していました。
何よりムラジュンさんのスケートする姿がとてもカッコよかった。
そして、いわゆるスケートビデオとは趣の違うBGMが本当にカッコよかった。
当時のレアグルーブ→アシッドジャズという流行りを踏まえても、スケートシーンにグルービージャズを合わせるとか、他になかったのではないでしょうか。
(あまり詳しくないので間違ってたらごめんなさい)
ブラインドのゴンズ(マーク・ゴンザレス)パートにジョン・コルトレーンが使われていたりということはありましたが、それともまた違う。
冒頭の若くてフレッシュな若者たちが公園でスケートするシーンにエディ・ラスのソウルフルなフルートを合わせる感じは、のちのビースティ・ボーイズ「シュア・ショット」を彷彿とさせるものがあります。
ということで、ドラマ「SKATEBORD」のプレイリストを作ってみました。
BGMや挿入歌、途中旅行の資金調達のためにムラジュンさんが売るレコードなどからまとめた12曲。
93年当時のリアル感もあり、HFさんクラシック感もありでとてもいい感じにまとまったのではないでしょうか。
なお、ダブルタップスのTETさんが雑誌ポパイの連載の延長線上でやられているポッドキャスト「徹の部屋 Podcast」にムラジュンさんがゲストで出た回にて、当時の雰囲気を垣間見ることができます。
プレイリスト “SKATEBOARD”
※このプレイリストを曲順通りに聞くためにはSpotifyプレミアム、Amazon Music Unlimitedに登録する必要があります。
※一部の楽曲がAmazon Musicでは登録されておらず、抜けています。
M1 | The Lope Song | Eddie Russ |
M2 | Henry the Great | Jackie Mittoo |
M3 | Cavern | Liquid Liquid |
M4 | Moody | ESG |
M5 | Runaway | The Salsoul Orchestra |
M6 | Hit and Run | Loleatta Holloway |
M7 | Everyman | Double Exposure |
M8 | Walking in Thythm | The Black Byrds |
M9 | Fuck Off | Wayne County & The Electric Chairs |
M10 | The Seventh Chance | Tim Story |
M11 | Be Thankful For What You've Got | Massive Attack |
M12 | Oh La La La | 54-46 |
収録曲をさらっと紹介
M1:The Lope Song / Eddie Russ
渋いフルートが最高な70年代レアグルーヴの名曲。
ヤング・ディサイプルズで有名なブレイク・ビーツ。
M2:Henry the Great / Jackie Mittoo
ジャケットが超有名な名盤「マカ・ファット」の1曲目。
70年代スタジオ・ワンの傑作中の傑作。
M3:Cavern / Liquid Liquid
ムラジュンさんがレコ屋で売るレコード1枚目。
80年代ニューヨーク、NO WAVE、ポスト・パンク・バンド「リキッド・リキッド」。
90年代では、いわゆるレア盤の代表格で、お正月のCISCOの放出で壁にかかってる系の憧れレコードでした。
M4:Moody / ESG
ムラジュンさんがレコ屋で売るレコード2枚目。
こちらもニューヨークのNEW WAVE、女性ファンクディスコバンドの名盤。
ガラージュクラシックとしても人気の曲です。
M5:Runaway / The Salsoul Orchestra
ムラジュンさんがレコ屋で売るレコード3〜5枚目はサルソウルの12インチで、どの曲かわからないので妄想です。
HFさんがかけるサルソウルといえば「ラナウェイ」ですが、DK EDITの方でかけている印象が強いです。
92年の当時どうだったのかは不明ですが、ひとまず定番として。
DJ時の定番の流れは「HORIZON / UA」→「RUNAWAY」→「MORE THAN A WOMAN / BEE GEES」。
M6:Hit and Run / Loleatta Holloway
ロンドンのギミファイブが90年代終わりに運営していたお店の名前にもなっている「ヒット・エンド・ラン」もサルソウルの定番曲。
ロンドンのお店は、ピカデリーサーカスからすぐのところにあって、現NIKEで野村訓市さん主催のマイルドバンチでもDJをしているフレイザーさんが店長でした。
M7:Everyman / Double Exposure
70年代フィリーディスコ、4人組男性グループによるコミアゲ系の名曲。
こちらもガラージュクラシック。
M8:Summer Love / The Black Byrds
ムラジュンさんがレコ屋で売るレコード6枚目。
74年作のレア・グルーヴ名盤。
M9:Fuck Off Wayne / County & The Electric Chairs
ジョニオさん登場シーンでかかる78年UKオリジナルパンクの名盤、ウェイン・カウンティ。
ジョニオさん演技上手。
M10:The Seventh Chance / Tim Story
アメリカの伝説的なニューエイジ、アンビエント作家「ティム・ストーリー」。
この曲収録のアルバム「アンタイトルド」の表題曲は、HFさんクラシック。
M11:Be Thankful For What You’ve Got / Massive Attack
劇中ムラジュンさんがミロスの階段を下っていくとキャッシャー前の入口ドアが開いて、この曲がうっすら聞こえてくるシーンが、なんだか本当にリアルで泣けました。
マッシブの1st、「ブルー・ラインズ」収録のウイリアム・デ・ヴォーゲンのカバー。
M12:Oh La La La / 54-46
NIGO®さんがDJでかけてエンディングにつながるラヴァーズ・ロック。
808のカウベルが最高なTAXIリディム。
HFさんのDJではこの曲からボブ・マーレイ「ウェイティング・イン・ヴェイン」にきれいに繋がります。
この記事を書いた人
Gimme Lil Mo' (ギミリルモ)
地方在住の40代会社員。4人家族。しし座・A型。
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